食育大辞典|下痢の時の食事下痢の時の食事

下痢の症状がある時に食べると良い食品

下痢とは、便中の水分が多くやわらかく、あるいは水様状になった状態をいいます。便の量や水分、排便回数も多くなりますが、排便回数が多いだけでは、下痢を決定づける特徴とはいえません。排便回数には、個人差があり野菜など食物繊維を多く摂取する人では1日に3~5回排便する人もいます。下痢になると腸内ガス、腹部けいれん、便意の切迫を伴うことが多く、下痢が感染性微生物や有害物質によって引き起こされた場合は吐き気や嘔吐を伴います。下痢には、一過性の急性下痢と、通期的に通づく慢性下痢に分けられます。発熱やおう吐を伴う急性下痢の場合は早めに医者の診察を受けるようにしましょう。下痢の症状がある時は、消化の良いものを食べて症状が回復するまで安静にしていましょう。

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下痢の原因と種類

下痢の症状は、普段より水分量の多い便が頻繁に排出される状態を言います。私たちの消化器は、口から胃、さらに十二指腸から肛門までつながる管になっています。口から入った飲食物は、胃や腸で消化液と撹拌し消化・吸収されやすい形にペースト状になります。その後、大腸で水分が吸収され固形となり肛門から排出されます。しかし、腸の働きに異常があると水分の吸収が十分に行われず排出されます。このような状態を下痢といいます。下痢の原因のは、細菌やウイルスなど食中毒によるもの、自律神経が不安定で起きるものなどがあります。下痢の種類と特徴には次のものがあります。

分泌性下痢

分泌性下痢とは、食あたりなどで細菌に感染したときや、小麦、魚介などによる食物アレルギー、薬(解熱鎮痛薬など)の影響で腸粘膜に障害を起こしたときなどは、腸管内の分泌液が過剰となり下痢を起こします。

運動亢進性下痢

運動亢進性下痢とは、ストレスや暴飲暴食、冷えなどによって自律神経のバランスが崩れ、腸の動きが過剰に亢進すると、便の通過スピードが速くなって水分の吸収が不十分になり下痢を起こします。腹痛を伴うことが多いのが特徴です。

浸透圧系下痢

浸透圧系下痢とは、腸管内に浸透圧を上げる(腸の外から水分を取り込もうとする)成分があると、水分吸収がうまく行われず、下痢を起こします。浸透圧を上げるものには、一部の下剤(マグネシウム含有製剤など)やサプリメント、食品(ソルビトール、キシリトールなど)があります。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)とは、精神的ストレスなどが原因で、3ヶ月以上にわたって月に3日以上、腹痛や腹部の不快感を引き起こします。便の形状によって、下痢型のほか、便秘型、下痢と便秘が交互に起こる下痢便秘型に分類されます。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起き、粘膜がただれたり潰瘍が多発します。長時間の腹痛や下痢が続き、粘液や血液の混じった便がでることもあります。

大腸ポリープ

腸の中でイボ状に突き出た腫瘍です。下痢や便秘、血便などの症状がみられることがあります。放置すると大腸がんに進行する可能性もあり、注意が必要です。

下痢の症状にあわせた食事で改善を

●水分の補給を心がけましょう。

  • 乳児では軽い場合は、母乳やミルクは中止せず与えましょう。
  • 少量しか取れない場合は、少量を頻回取るようにします。
  • 白湯、麦茶、乳児用イオン飲料、野菜スープなどが最適です。

消化の良い食品を食べるようにしましょう

  • 主菜:おかゆなどの消化の良いものを、油脂の多いものは避けましょう。ご飯、食パン、うどんなどがよいでしょう。逆に、中華めんやパスタなどは消化に時間がかかりますので避けましょう
  • 主菜:白身魚、豆腐、卵、赤身肉、ささみなどの消化の良いもの選びましょう。おかゆや汁物にくわえたり、煮物、蒸し物などに。油脂と砂糖は悪化させますので控えましょう。
  • 副菜:青菜などのやわらかい葉先、人参大根などの消化の良いものを中心に使いましょう。やわらかく煮て、薄味で仕上げましょう。片栗粉などでとろみをつけても食べやすくておいしく仕上がります。
  • 汁物:スープなどで水分補給に心がけましょう。一度に大量に水分をとれないときは、少しずつ取るようにしましょう。ジュースは林檎ジュースが最適です。ただし、冷たいものは禁物です

下痢の時におすすめしたい消化の良い食品と消化の悪い食品

   おすすめ食品  避けたい食品
 穀類・豆類

軟らかいご飯、食パン、うどん、そうめん はるさめ、じゃが芋、里芋、さつま芋

※下痢の時は発酵しやすいさつま芋は避けてください。

 硬いご飯、酢飯、赤飯、チャーハン、そば、ラーメン、焼きそば、 スパゲティ、インスタントラーメン(カップ・袋)
 卵・肉 魚・大豆

半熟卵、炒り卵、卵豆腐、茶わん蒸し、オムレツ、ひらめ、かれい、たら、生鮭 かき、しらす、鶏肉(皮・脂身なし)、ヒレなど脂身のない肉、豆腐、高野豆腐 湯葉、きなこ、引割り納豆、牛乳、ヨーグルト、チーズ、ミルクゼリー、プリン、ババロア

※下痢の時は大豆製品は豆腐のみ。牛乳・ヨーグルトは料理の形で使う。

 生卵、固ゆで卵、マグロのトロ、うなぎ、さんま、ぶり、さば、ニシンなど脂肪の多い魚、 豚バラなど脂肪の多い肉、焼肉、大豆、生揚げ、油揚げ、がんも、枝豆
 油脂類

バター、マヨネーズなど乳化した油脂、サラダ油、オリーブ油(少量)

※下痢の時はバター等の乳化した油脂は少量使えます。

 天ぷら、フライなどの揚げ物 揚げ菓子、油脂の多い菓子 油脂を多く使った料理
 野菜・海草類

大根、かぶ、人参、白菜、キャベツ、レタス、かぼちゃ、なす、トマト(皮なし)、 玉ねぎ、小松菜、ホウレン草、春菊(葉の柔らかい部分)、カリフラワー、 ブロッコリー、ゆりね、生わかめ(柔らかいところ)

※下痢のときは野菜は一食100gを目安に、海草類は焼き海苔や海苔の佃煮、寒天などを少量から始めましょう。

 ごぼう、たけのこ、ふき、とうもろこし、わらび、ぜんまい、にら、漬物、メンマ、 ザーサイ、ピクルス、ひじき、茎わかめ、きのこ、こんにゃく、しらたき
 果物  りんご、バナナ、桃、イチゴ  柿、梨、パイン、レーズンなど干した果物
 その他  白湯、麦茶、番茶  アルコール飲料、炭酸飲料、コーヒー、紅茶、緑茶、香辛料、カレー・シチューのルウ、佃煮

こんな下痢の症状が出たら病院へいきましょう

下痢の症状は、水分を摂りすぎたり、劣化した食品を食べたりすると起きる症状です。下痢の多くは、緊急性はなく自宅で安政にしていれば自然に回復するものです。その為、下痢の症状があっても必ずしも直ちに医師による診察が必要なわけではありません。しかし、次の症状がある場合には、躊躇なく病院に行き医師の診察を受けることをお勧めします。血便や膿の混じった便、発熱のある方は、病原性大腸菌の感染など腸に何かしらの異常があると思われます。また、意識障害などがある場合には、脱水の状態に陥っている可能性が高いと思います。一般的な下痢でしたら数日から1週間程度で回復しますが、体重が大幅に減少する場合も病院に行き医師の診察を受けるようにしてください。

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